音の波が、語ることは(10) 4月、花の音 海を歌い、考える 深海合唱団 みさ 花のたましいをひとつ残らず大切にする
規格外の花も美しく、個人で楽しむには問題ない
散ったお花のたましいは、み仏さまの花ぞのに、ひとつ残らずうまれるの。
金子みすゞの詩「花のたましい」の一節である。花は、太陽に微笑み、蝶にあまい蜜をやり、人には匂いを与え、風に素直についていき、花びらが子どもの遊び道具にもなる。そんな見返りを求めないやさしさを讃えた詩だ。そんな花のやさしさを私たちは無駄にしていないだろうか。

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