寄稿◎トランプ政権の気候変動否定政策のもたらすもの(その1) 京都大学名誉教授、地球環境戦略研究機関シニアフェロー 松下和夫
1.はじめに
トランプ米大統領は、今年1月20日に就任以来、矢継ぎ早にバイデン政権が進めてきた脱炭素政策を否定する大統領令などを発出してきた。パリ協定からの再離脱や化石燃料増産の推進など、その政策は脱炭素化の流れに逆行する。このような政策転換は、米国内での取り組みを遅らせるばかりでなく、国際連携の弱体化や途上国支援の縮小など、世界的な影響を及ぼす可能性が大きい。
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