強靱で持続可能な下水道へ 人口減少社会における下水道経営改革 EYストラテジー 福田健一郎
EYストラテジー・アンド・コンサルティングパートナー 福田健一郎
―暮らしを支える下水道を、地域で持続させるために―
1 下水道経営を取り巻く転換点
下水道は、日々の暮らしを支える最も身近で、同時に最も見えにくいインフラの一つである。家庭や事業所から出る汚水を集め、処理し、まちの衛生環境と水環境を守る。雨の多い時期には浸水被害を抑え、災害時にはトイレや生活排水の機能を支える。普段は意識されにくいが、ひとたび機能が止まれば、生活、産業、都市活動に大きな影響を及ぼす。下水道は、道路や電気、通信と同じく、地域社会の基礎を支えるインフラである。
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