太陽光パネルリサイクル・リユースの取り組み 三菱ケミカルグループの新菱とリサイクルテック
日本初の連続式EVA熱分解処理炉でガラスを水平リサイクル
「北九州モデル」全国展開目指す
三菱ケミカルグループの新菱とリサイクルテック(北九州市)は、北九州エコタウン内の自社工場で2018年から破砕処理方式による太陽光パネルのリサイクル事業を開始。さらに23年6月からは、日本初の連続式EVA熱分解処理炉による太陽光パネル熱分解処理方式を導入し、ガラスの水平リサイクル等を実現した。太陽光パネルを資源循環させるには素材ごとの選別が不可欠で、その際接着剤として使用されているEVA樹脂の除去が課題となっている。同社のリサイクルプラントでは、EVA樹脂等を熱分解によりガス化し、熱源として熱回収する。将来的には年間9万枚、約1500トンの処理を見込んでいるほか、ラインの増強や他地域への展開なども見据えている。
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