「マリモ」大幅減少 120年間の推移を把握 東北大など
東北大学などの共同研究チームは8日、北海道・阿寒湖の特別天然記念物「マリモ」の生物量が過去120年間で大きく減少したと発表した。過去の生物量を把握する手法を独自に開発。1900年初頭のマリモの生物量は現在の10~100倍も多いことが判明した。しかしその後の数十年間でマリモの生物量は大きく減少。原因として森林伐採や水力発電による水位変動を指摘した。さらに1950年以降は観光化による阿寒湖の富栄養化が生育状況の回復を妨げていたと分析した。

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