〝宝の山〟環境情報の利活用へ 環境省、データマネジメントで磨き上げる
環境省は、省内に集約するデジタルデータの管理を効率化させる。手始めに7月24日、化学物質の発生源などの環境情報を地図上に配置する地理情報システム(GIS)について無駄をなくすため「GIS統合基盤システム構築及び運用・保守に係る業務」を公告した。内部で9つ運用されているGISをまとめることで年間のライセンス経費を将来的に1億円程度削る。さまざまな地理情報を同一システムで重ねて表示させるなどし情報価値も高める。同省の保有するデータは他省庁に比べ種類が多様で、短い間隔で定期的に採集されているなど有用性が高いものの活用が進んでいない言わば〝宝の山〟。徐々に品質や管理効率の向上とオープンデータ(ルールに基づく公開)化によるデータマネジメント(DM)を進め企業などでの利用を促し、市民生活へのメリット創出を企てる。

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