新・世界と日本の水事情(3) グローバルウォータ・ジャパン代表 吉村和就 エジプト「国家の命運は水の確保にあり」
エジプトは、その昔から「エジプトはナイルの賜物」と呼ばれてきたが、その水資源の90%以上をナイル川に依存するという構造的な脆弱性を抱えている。急速な人口増加と農地拡大は水需要をひっ迫させ、水資源量を深刻な水不足へと追い込んでいる。さらに、ナイル川・上流国との水利権紛争、特にエチオピアが建設した「大エチオピア・ルネサンス・ダム」(GERD)を巡る対立は、国家安全保障上の最大の脅威となっている。
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