2025年 我が社の環境ビジネス戦略 太平洋セメント 取締役専務執行役員 松井 功 氏 熱エネ代替率向上と生産コスト低減に注力
セメント生産量に影響されない事業の育成も
――2024年を振り返って。
国内セメント需要の減少や、各コストの上昇もあり、セメント価格政策を抜本的に見直すとともに、受け入れる廃棄物処理価格の適正化にも積極的に取り組んできた。加えて、廃プラスチックや廃油などの熱エネルギー代替廃棄物受け入れ数量の増量にも注力して取り組んだ。熱エネルギー代替廃棄物の増量は、当社が打ち出したカーボンニュートラル(CN)戦略の施策の一つであり、熱エネルギー代替率を30年までに50%とする目標を掲げている。また、気候変動に伴う激甚災害への対応として、令和6年 能登半島地震では、災害廃棄物の木くずを明星セメント糸魚川工場にて24年7月から受け入れを開始し、26年3月末までに約6万4千トンを100%資源化する。

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