妊娠期のPFAS影響 信州大らエコチル調査活用 脂質の値に変動
信州大学医学部の野見山哲生教授らの研究チームは17日、妊娠中の母親の血液に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)の濃度が母体や子どもの血液に与える影響について調査した結果を公表した。環境省が2010年度から取り組んでいる「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の一環として調べた。妊娠前期に採取した母体血においては、その中の複数のPFAS濃度が高くなると脂質の一部の値に変動が見られ影響があることが明らかになった。結果が直ちに疾病の発症や子どもの成長への影響を示すものではなく、今後さらなる研究が必要と指摘する。成果は24年10月22日の学術誌「Environmental Research(Elsevier)」に掲載した。
全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。
記事本文残り54%
続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。
- 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
- 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
- 初月無料で有料会員に登録できます。