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ヒートアイランド対策にも有効な雨水浸透製品 駐車場緑化ブロック「コンタイブロック」 中川ヒューム管工業/林物産

豪雨対策効果

中川ヒューム管工業(茨城県土浦市)と林物産(茨城県日立市)が共同開発した、「コンタイブロック」は、大型の鉄筋コンクリート製で中央部を芝生などで緑化し、駐車場に敷設する平板ブロック。アスファルトで舗装された駐車場は雨水が浸透しないため、水たまりができ雨天時に利用しづらいだけでなく全て下水に流出するので洪水防止からも問題だ。自治体によっては浸透ますと雨水貯留槽の設置が必要となる。浸透対策として雨水浸透式舗装があるが、目詰まり対策の維持管理が必要となる。最も効果ある浸透策は芝などで緑化することで、暑熱対策にも効果的で街の景観も向上するが、車が乗ると車輪圧で芝が枯れてしまう。そこで両社は、整地した路盤の上にコンタイブロックを設置し、植生用開口部に客土を詰め緑化する方法で轍や不等沈下を防止する工法を他社に先駆けて開発した。植生用開口部に砕石を詰めれば、浸透ます同様の効果が狙える。種類は歩行帯があるフラットなF型、歩行帯なしのG型がある。実験では1時間当たり100ミリを4時間散水しても水を貯留、浸透した。さらに雨水貯留が必要な際は、同品下にシンシンブロック(林物産)等の雨水貯留施設を設ける。貯留した水は緑化した植物の潅水用に利用できる。

ヒートアイランド対策にも有効な雨水浸透製品 駐車場緑化ブロック「コンタイブロック」 車で傷まず地下貯留槽併用も可能 中川ヒューム管工業/林物産_佐賀県神埼市庁舎の施工例
佐賀県神埼市庁舎の施工例

暑熱対策効果

駐車場を同工法で緑化すれば暑熱対策、ヒートアイランド防止の効果が大きいことが証明されている。中川ヒューム管工業の実験ではアスファルト舗装より温度が15℃低くなった。気候変動の影響で夏季猛暑日が増加していることから、熱中症対策とヒートアイランド対策としての採用も期待されている。

樹木による緑化でヒートアイランド対策を行う場合も、面的に緑化する同工法との組み合わせは、樹木への水の涵養が可能で街の緑化面積が増え景観向上にもつながるとして注目されている。大型平板なので、設置後も植生ごと吊って移動させることができ、移設も簡単で、コンクリートとの分離も容易でリサイクルできる。

認定と実績

コンタイブロックは以下の認定を取得している。雨水貯留浸透技術協会技術評価認定「雨水技評 第39号‐1」、東京都港湾局新材料・新工法DB登録番号29001、東京都建設局新技術DB登録番号1801001。

最近の実績は、茨城県つくば市の個人宅進入路と駐車場にG型とF型、神奈川県大和市ではF型、宮崎市ではカラー砕石を充填したF型も採用され、雨水浸透を考慮した仕様となっている。官公庁発注物件での最近の例は、佐賀県神埼市庁舎、茨城県土浦市立学校給食センターの駐車場、鳥栖市施設にも採用され好評を得ており、2600枚以上の実績がある。

ヒートアイランド対策にも有効な雨水浸透製品 駐車場緑化ブロック「コンタイブロック」 車で傷まず地下貯留槽併用も可能 中川ヒューム管工業/林物産_宮崎市 カラー砕石の充填
宮崎市 カラー砕石の充填