業績報酬のESG反映 企業が52%に倍増

デロイトトーマツグループ(東京都千代田区)は12日、企業の業績連動報酬に対するESG要素の反映状況に関する調査結果を発表した。2021年度の有価証券報告書を分析したもの。それによると、短期または中長期のインセンティブのいずれかにESG要素を反映する企業の割合は20年度の24%から倍増し、52%となったことが分かった。

また、短期、中長期のインセンティブへの反映に関する内訳を見ると、短期では前年度の15%から27%に増加し、中長期では15%から35%にそれぞれ増加している。ただし、短期については、英国のFTSE100企業、米国のS&P500企業に比べ、依然、低い水準となっている。