生物学×環境~大学の研究室より~2‐(24) 大きなシダ植物を見て石炭に思いを馳せる 

最近日常生活の場で石炭というものを見なくなりました。歴史的に振り返ると産業革命以来蒸気機関、そして現在に至るまで火力発電の燃料として使われています。石炭は日本国内でも産出されることから明治時代以降各地で炭鉱が掘られ、日本の近代化、第二次世界大戦後の復興に貢献してきました。しかし1970年代に入ると安い海外産の石炭には勝てず輸入量が増える一方で国内での採掘は減り、90年代以降はほとんど掘られていません。さらに現代では輸入すれば良いという時代ではなくなり、天然ガスや石油などと比べても燃焼した時の二酸化炭素排出量が多いため、石炭の使用量を減らす方策が求められています。

生物学×環境~大学の研究室より~2‐(24) 大きなシダ植物を見て石炭に思いを馳せる _オアフ島のマノアの滝周辺を散策する機会がありました。映画ジュラシックパークを撮影した場所でもあるようで、日本では見ないような大きなシダ植物が生育していて石炭紀に思いをはせました
オアフ島のマノアの滝周辺を散策する機会がありました。映画ジュラシックパークを撮影した場所でもあるようで、日本では見ないような大きなシダ植物が生育していて石炭紀に思いをはせました

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