下水疫学調査 変異株の動向把握に有効 遺伝研など 従来調査で未確認の株検知
国立遺伝学研究所などの合同チームは1日、下水サーベイランス(下水疫学調査)を用いて、従来の臨床検体に基づく疫学調査では捉えられなかった新型コロナウイルスの変異株を検知したと発表した。変異株の検知には、日本発の高感度RNA/DNA解析手法を用いた。下水疫学調査は、下水中のウイルスや病原体を検出することで感染症の流行状況を把握するための調査。同チームは今回の結果について、下水疫学調査が変異株の動向把握に有効であることを示すものとしている。
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