「アスベスト分析ラウンドロビンテスト委員会」が発足 分析機関間の技能試験プログラム構築へ 建材の分析結果を第三者評価

精度管理・品質保証や「ラボ監査」も
不正確な分析の放置は法の執行まで破壊

アスベスト分析業界の健全な発展に向け、米国等で導入事例がある分析機関間技能試験のプログラム構築に取り組む任意団体の「アスベスト分析ラウンドロビンテスト委員会」(ARC)が1月23日、発足した。建材の分析結果の第三者評価等を行うことにより、現行の「分析調査者」のさらなるレベル向上や、分析機関の精度管理や品質保証の仕組みづくりなどを目指す。発足時点の参加分析機関は計17で、会長には東京科学大学(旧東京工業大学)の村山武彦教授、委員長には国立環境研究所の山本貴士主幹研究員が就任した。同日、東京都中央区の中外テクノスでオンライン併用により開かれた設立総会では、事業計画等が承認され、同テストを2025、26、27年度にそれぞれ2回ずつ実施し、その成果を踏まえ、27年度には日本における「ラボ監査」のあり方に関する検討結果をまとめるなどとしている。

「アスベスト分析ラウンドロビンテスト委員会」が発足 分析機関間の技能試験プログラム構築へ 建材の分析結果を第三者評価 精度管理・品質保証や「ラボ監査」も 不正確な分析の放置は法の執行まで破壊_設立総会の会場
設立総会の会場

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