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東風西風(2026年5月20日)

5月半ばというのに先週末は全国190地点以上で真夏日を観測、早くも暑い夏が始まった。チベットと太平洋のダブル高気圧に見舞われ、猛暑日過去最多、年間猛暑日数の記録更新都市多数、救急搬送数過去最大と記録的な酷暑だった昨夏を思い出し、嘆息▼絶妙のタイミングで先週開かれたのが、猛暑・熱中症対策の展示会「猛暑テック」だ。コンプレッサー搭載の「背負えるエアコン」、水の循環によって身体を冷やす冷却服、冷却プレートとファンで冷やす空調服など、ウェアブル製品も大きく進化▼顔を映すだけで体調悪化を検知する機器、AIカメラによる遠隔体調管理システム、現場の暑熱状況をセンサーで測って熱中症リスクを視覚化する電灯表示器、深部体温に基づく熱中症警告デバイスなど、多様な視点から対策技術が提案された▼「熱中症はもはや災害」との声もあるが、災害とは異なり熱中症は防ぐことができる。対策の法的義務化、熱中症警戒アラートへの理解の広まりなどによる効果はきっと表れるはず▼国や組織による施策と共に重要なのが個々の対策だ。暑さに適応する体づくり「暑熱順化」は、ウォーキングなどの運動のほか、入浴や階段利用などでも1~2週間の継続で有効とのこと。今なら間に合う、ぜひ。(孝)

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