東風西風とうふうせいふう

早いもので2022年も残すところあと1カ月を切った。今年も前半は新型コロナウイルスの影響でさまざまな制約がある中での活動を余儀なくされていたが、後半に入って、まだまだ全国で感染者は多く出ているものの、ウィズコロナの中で徐々に日常が取り戻されつつある▼一昨年、昨年はなかなか取材で地方に赴くことははばかられたが、最近ではまた各地に足を運べるようになった。全国旅行支援の影響もあって、空席が目立っていた新幹線や飛行機も、最近は多くのビジネスマンや観光客などが席を埋めている▼コロナ禍でオンラインによる取材や会議も当たり前になった。移動時間も費用も省くことができるので確かに便利で、今後もさまざまな場面で活用されていくだろう。ただ、やはり直接会って話をする時に覚える親近感や、その場の空気などを感じ取ることはできない。リアルでの対面も不可欠なものだと、オンラインが活用されるようになって改めて感じる▼予断は許されないものの、2023年は本当の意味でアフターコロナ、ウィズコロナという新しい時代の元年になると言えるのではないか。コロナを乗り越え、7年後に迫るSDGsの目標達成に向け、環境関連業界にとっても正念場の年となりそうだ。(心)