温暖化の海洋酸性・貧酸素化 生物影響解明へ遺伝子発現調査 産総研など
産業技術総合研究所・地質情報研究部門の井口亮主任研究員らは1日、人為的なCO2排出がもたらす海洋酸性化と貧酸素化が釣り魚として親しまれるシロギスの卵に対し複合的に及ぼす影響を遺伝子レベルで明らかにした。特に貧酸素条件下は深刻で、解糖系に関わる遺伝子を発現させる傾向を高めた。エネルギーを生み出す経路を変えることで環境変化に対応していた。成果は気候変動がどのように水産資源に影響を考えるかの解明につながる。

全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。
記事本文残り59%
続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。
- 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
- 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
- 初月無料で有料会員に登録できます。