「3R」と「サーキュラーエコノミー」の意義と今後の展開 3R活動推進フォーラム副会長/廃棄物・3R研究財団理事長 梶原 成元

はじめに

廃棄物処理・資源循環を取りまく現在の課題は、非常に多岐にわたる。廃棄物にかかわる従来からの課題だけでも、公衆衛生の向上、環境保全、適正処理に加え、人口減や人口構成・地方の変化に対応した安定的な廃棄物処理や災害廃棄物、廃棄物処理の脱炭素化が求められている。また、資源利用の効率化や循環利用を通じて、世界の脱炭素化、自然資本の保全(ネイチャー・ポジティブ)、資源の戦略的な確保などに対しても大きな貢献が求められている。このような環境の下で、改めて、3R・サーキュラーエコノミーの意義を考え、今後の展開について論じてみたい。

「3R」と「サーキュラーエコノミー」の意義と今後の展開 3R活動推進フォーラム副会長廃棄物・3R研究財団理事長 梶原 成元 視点異なる相互の強みを最大限生かせ_図1 循環経済(CE)の流れ 出典:資源循環ビジョン(2020)
図1 循環経済(CE)の流れ 出典:資源循環ビジョン(2020)

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