人材を育て活かす環境づくり(80) シューファルシ代表取締役 武本佳弥 社員が仕事の意味を実感できる経営
業界団体等の集まりでの情報交換も無意味ではありませんが、それだけで経営が変わることはありません。真に必要なのは、「なぜ自社が存在し、社会に何を提供できるのか」を、自らの言葉で語れるようになるための学びです。
シューファルシ代表取締役 武本 佳弥=クリックで拡大=
組織の変化を実感するには、相応の時間が必要です。しかし、経営者の意識と行動は、決断一つで今日から変えられます。中小零細企業が中心である廃棄物業界では、個社だけの頑張りでは、なかなか変革は困難ですが、それを言い訳にする限り、何も変わりません。産業構造は誰かが変えるものではなく、われわれ自身が変えていくものなのです。
では、どう舵を切るべきか。私は「社員が仕事の意味を実感できる経営」だと確信しています。本来、廃棄物処理は社会基盤を支える重要な役割です。その価値を経営者が理解し、言葉と行動で示し続けること。その姿勢が社員の意識を変え、組織の空気を変えていくことに繋がります。
そして、すでに今はもう、過渡期ではありません。選ばれる企業と、淘汰される企業が明白に分かれる時代です。きれいごとや理想論ではなく、自社の社会的意義や在り方をどう考え、誰に何を発信していくのか。そこから始めていきませんか? 自社の変化は業界の変革につながっていくことを信じて、一度自社の社会的意義、在り方を振り返ってみてください。