「水循環」テーマに出前講座 月島機械 横浜市の小学校で

月島機械グループは11 日、社会貢献活動の一環として、横浜市立西寺尾第二小学校で4年生3クラス(104名)を対象に環境教育出前講座を開いた。この取り組みは、横浜市環境創造局の環境教育出前講座プログラムに基づき、市内の小中学校や地域住民を対象に環境教育出前講座として実施するもの。講座では、同グループの社員が講師となり、水循環や水道、下水道の役割、仕組みなどを紹介した。

授業では、初めに「水循環」について話し、その後、「私たちの生活と上下水道」と題して、浄水場で作られる水道水や下水処理場で汚れた水をきれいにする仕組みや廃棄物(汚泥)をエネルギーに再生することなどについて説明を行った。また、「おうちでできる取り組み」として油を下水に流すとオイルボールが発生し、海や川を汚してしまうことを説明。その後、トイレットペーパーとティッシュペーパーをそれぞれ水の入ったペットボトルに入れ、どちらが水に溶けるか実験を行い、トイレに流してよいものはどちらかを確かめた。

また、顕微鏡による微生物観察や、木炭電池から電気を作り出しプロペラを動かす実験も行った。顕微鏡による観察では、下水をきれいにする微生物の動きや種類の多さを目で確認することができた。

「炭化した汚泥で電気を作ることができる」という講師からの説明に驚いたり、木炭電池でプロペラが回ると「すごい」と声を上げる生徒もおり、廃棄物からエネルギーが生まれ、有効利用されていることを体験学習した。

顕微鏡で微生物を観察
顕微鏡で微生物を観察