生物学×環境~大学の研究室より~2‐(15) 人と街路樹との共存を考える 

車を扱う会社が各地の店舗前にある街路樹を意図的に枯らせたり切ったという事実が報道され大きな問題となっています。道路側から店舗が見えにくいといった売り上げのため、利益追求の考え方によるものだったことに驚きました。営業成績を上げることを最優先にし、生きているものを犠牲にしてしまったことは残念なことです。街路樹も生き物の一員、排気ガスにも耐えながら、人間とともに共存しているという風に捉えられていなかったのでしょうか。地元の自治体が植えたものであり、器物損壊罪にあたるか調査中との報道がありました。成長に何年も要する木たちが器物と呼ばれてしまうことにも私は大きな抵抗感を感じてしまいます。

生物学×環境~大学の研究室より~2‐(15) 人と街路樹との共存を考える _北海道大学のポプラ並木。2004年の台風でかなりの木が倒れましたが、補植されて今に至っています。先日久しぶりに訪ねて声をかけてきました。
北海道大学のポプラ並木。2004年の台風でかなりの木が倒れましたが、補植されて今に至っています。先日久しぶりに訪ねて声をかけてきました。

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