Aホールディングス 水のPFAS「加圧浮上分離」 最大88・7%を除去 大量処理、低コストに自信
水処理技術を持つAホールディングス(山梨県富士吉田市)と傘下のウォーターアリンテックは21日、都内で記者会見を開き、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)であるPFOS、PFOAの2物質について特殊な薬液を加えた水槽の水に微細な泡を起こして不純物を取り除く加圧浮上分離装置により最大88・7%取り除けることを実証したと発表した。除去手法として知られている活性炭によるろ過に比べてポンプ場や産業廃棄物処理施設などからの排水を大量・安価に処理できる可能性がある。さらに薬液を改良し除去率97%を目指す。PFASを無害化させるという同社の基幹技術の亜臨界水総合システムと合わせることで廃活性炭の処理などに要するコストも減らせる見込み。
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