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下水汚泥のエネルギー利用 下水汚泥のポテンシャルを最大限活用 日立造船 大地 佐智子

メタンや水素に燃料化、廃熱発電でカーボンマイナスも
日立造船 執行役員 環境事業本部 開発センター長 大地 佐智子

はじめに

わが国の「地球温暖化対策計画」(2021年閣議決定)では、地球温暖化対策は経済成長の制約ではなく、積極的に地球温暖化対策を行うことで産業構造や経済社会の変革をもたらし大きな成長につなげるという考え方が明記されました。「2050年カーボンニュートラル」の実現のために、30年度に温室効果ガス(GHG)を13年度から46%削減し、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けていくため、徹底した省エネルギーや再生可能エネルギーの最大限の導入、公共部門や地域の脱炭素化など、あらゆる分野で、でき得る限りの取り組みを進めることとされています。

下水汚泥のエネルギー利用 下水汚泥のポテンシャルを最大限活用 メタンや水素に燃料化、廃熱発電でカーボンマイナスも 日立造船 執行役員 環境事業本部 開発センター長 大地 佐智子_図1 下水処理場でのバイオメタネーション設備の実装イメージ
図1 下水処理場でのバイオメタネーション設備の実装イメージ

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