産総研 バイオ炭製造で自立電源 熱電変換搭載の小型炉を開発
産業技術総合研究所の省エネルギー研究部門 のチームは10月31日、バイオマス炭化炉に熱電変換ユニットと断熱材を組み合わせて熱マネジメントすることで、バイオ炭の生産性向上と同時に廃熱を回収して発電するコプロダクションシステム(エネルギーと物質の併産)について、設計コンセプトを確立したと発表した。ストーブによるバイオ炭の生産性を高めながら同時に廃熱を利用してゼロエミッション電源を生み出す。この電源で1093キログラムの木材から8時間の運転時間でバイオ炭を生産するとした場合、7・4キロワット時の電力を回収する。LED電球(100ワット型)約90個の同時点灯や、空気供給用ブロア2、3台の稼働に相当し、電力インフラの整備が難しい山間部で自立的な電力供給能力を担えるという。

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