総会フラッシュ(2025年6月11日)
千葉県産業資源循環協会 処理法のヤード規制に協力外国人就労意向調査
千葉県産業資源循環協会は5月27日、千葉市のロイヤルパインズホテルで通常総会を開催した。
杉田昭義会長は総会で「現在の実習制度で認められていない外国人の育成就労制度が定められ2027年度より始まる。中間処理業者の参入を目指し、会員に外国人受け入れ意向調査を行い年末までに結論を出す。廃棄物処理法改正では千葉県が先行して条例化したヤード規制問題が議論されているので、関東の協会と共同で全産連を通じて要望する。災害廃棄物処理支援体制を過去の台風被災時の市町村への支援の経験を踏まえて整備拡充し、県と仮置場候補地の点検を行う」などと語った。

東京都産業資源循環協会 労災防止の徹底、人材確保・定着など推進
東京都産業資源循環協会は5月29日、東京都港区の東京プリンスホテルで通常総会を開催した。今年度は会員における労働災害防止の徹底、人材の確保・定着、デジタルトランスフォーメーションなどを進める。災害廃棄物対策は東京都が民間事業者との連携を打ち出したことに伴い、都および区市町村との連携について具体的に協議を進める。関東地域協議会1都7県の協定に基づく連携を協議する。
鈴木宏和会長は懇親会で、「リチウムイオン電池やコンクリート塊再生利用問題、DX化補助事業など当協会と東京都が一緒に取り組んできた。安全衛生についても取り組みを強化している」と述べた。

廃ガラスリサイクル事業協同組合 廃太陽光パネルからのガラス受け入れ窓口に
廃ガラスリサイクル事業協同組合は5月30日、東京都江東区の東京ビッグサイト会議棟で通常総会を開催した。メガソーラーから出る大量の廃ガラスのリサイクル窓口として設立したPVリサイクル事業部会は年々会員が増加し16社になった。
同組合のガラスわけーるシステムから出るガラスは粉体ではなく角がないので安全性が高く、多用途で太陽光発電設備の防草に使うことができ、開催中の大阪・関西万博の電力館にも資材として使われている。
狩野公俊理事長は、「組合は廃ガラス利用法の研究会の意味合いが強かったが、今後は廃太陽光パネルから排出される大量のガラスの受け入れ窓口として全国組織を構築し対応したい」と語った。
