人が人らしく働く会社をつくる~覚悟なき経営者が、組織を変えるまで~(5) 火災の中で見た「みんなで運営する会社」
あれは、幻想だったのか
2019年3月5日、それは長い夜だった。
目の前で轟轟と燃える本社には何十台もの消防車が集まり、近隣の消防団も駆けつけ、懸命な消火活動が続いていた。それでも、火はなかなか消えない。燃え続ける会社を前に、私にできることはほとんどなかった。ただただ、近隣の皆様にこれ以上迷惑をかけないように。どうか燃え広がらないでほしい。少しでも早く、火が消えてほしい。そう祈るばかりであった。
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