サンゴが海洋中のCO2固定 北里大ら 先行研究くつがえす成果
北里大学海洋生命科学部の安元剛講師、窪田梓氏(現・日本電子)、大野良和研究員らの研究グループは9日、サンゴが海洋中のCO2を効率的に固定する役割を果たしていることを明らかにした。これまでサンゴの石灰化でCO2を放出する可能性が指摘されていたが、研究で新たに提唱したモデルでサンゴがむしろCO2を炭酸カルシウム(CaCO3)として効率的に固定していると示した。サンゴ礁が地球規模のCO2固定に役割を果たす点で再評価につながり重要だと指摘する。研究成果は10日、アメリカ化学会(ACS)が刊行する学術誌「Environmental Science & Technology」に掲載された。

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