月刊下水道2023年12月号特集/上水道を知る
上水道の整備・管理にかかる業務の大部分が2024年度から国土交通省に移管される。水道行政をめぐっては、腐食による水管橋の崩落で6万世帯あまりが断水した和歌山市での事故を事例に老朽化対策が急がれているほか、耐震化などの災害対策、執行体制の脆弱化が進む小規模自治体での水道事業の継続など、解決が急がれる課題が山積している。今回の移管は、下水道の整備・管理に加えて道路や橋梁などの老朽化・災害対策などで培ってきた国交省の知見を生かし、これら課題を迅速に解決していくことが狙い。そこで12月号では、似て非なる上水道分野に挑んでいく下水道関係者に向けて、上水道が抱える課題、事業運営・技術開発の最新動向等を紹介するほか、上下水道行政の一元化がもたらす効果などについて掘り下げる。
【特集】
■水道行政と水道事業の現状と課題
■「生活水インフラ」としての水道と下水道
■上水道にまつわるお金の話
■東京都の高度浄水処理
■水道分野における研究の概要
■水道システムにおける脱炭素の取組み
■水行政の一元化に対する期待
■宇宙から水道管の漏水を検知
■その他
