心理学×環境~臨床の現場より~(20) 市民的不服従とエコテロリズム
「環境活動家たちがゴッホの『ひまわり』にトマトスープをなげつけた」。本年の10月、英国の美術館で起きた事件の報が目を引きました。芸術の力を信望する、個人の価値観が影響したのかもしれません。私にとって環境活動と芸術は同根であり、源は共に「生きる」です。憤りつつ記事を読むと、ガラスで保護されていることを理解した上での挑発行為であることを知り、安堵感を抱くと同時に心理士の職業上の癖ともいうべき問いが湧きました。いったい何故、2人の活動家はこのような暴挙に至ったのでしょうか。
全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。
記事本文残り83%
続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。
- 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
- 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
- 初月無料で有料会員に登録できます。