産廃と私~弁護士50余年の歩み~⑰ 弁護士 芝田 稔秋 第4期 1990年代(平成元年以降)(3)
欠格要件での許可取消と盗まれた手形による手形金請求訴訟
今回も私の事件簿からの紹介である。
1.「懲役刑」の欠格要件は免れたのに、「大株主」という欠格要件で許可取消となった社長の話
(1)1976年の廃棄物処理法改正によって、欠格要件制度が設けられた。
欠格要件制度がなかった当時は、不法投棄をして懲役に処せられ、刑の執行を終わったら、翌日からでも許可申請が可能という甘い状況にあった。そういう意味で、欠格要件制度を設けたのはよい改正であった。
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