5年以内に1.5℃超の確率は80% 世界の平均気温、世界気象機関が最新報告書で予測 国連事務総長「気候地獄からの出口必要」

国連の世界気象機関(WMO)は5日、世界の年平均気温が2024年から今後5年間のうち、少なくとも1年間は産業革命前の水準から一時的に1・5℃を超える可能性が80%と予測する最新の報告書を発表した。パリ協定の「1・5℃」目標は1~5年ではなく数十年にわたる長期的な気温上昇を指すため、同目標を直ちに超えることにはならないが、ますます近づいていることを示す厳しい警告となっている。

5年以内に1.5℃超の確率は80% 世界の平均気温、世界気象機関が最新報告書で予測 国連事務総長「気候地獄からの出口必要」_演説するグテーレス事務総長(提供・国連)
演説するグテーレス事務総長(提供・国連)

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