データセンターの専門家A氏に聞く 説明不在のエネルギー政策に警鐘 課題解決「行政の知を」
2022年度にわが国全体で最終消費された電力は902兆ワット時(経済産業省)。ところで科学技術振興機構が推計した50年の国内データセンター(DC)関連のみの電力使用は1京2千兆ワット時に上り国内における22年度時点の総消費量の10倍をゆうに超える。「電力消費を増大させるAI技術の進展や省エネの技術革新を織り込んでおらず、悪い面にも良い面にもかなり荒い計算ではあるが、到底無視できる数字でない」と声を曇らせるのはDCの専門家A氏。現状のままデジタルテクノロジーを使った経済・社会の活性化を進めるのであれば電力システムは確実に行き詰まる。A氏はDCにおける電力問題など諸課題の解決に向け「説明責任を果たせ」と述べ、行政組織の役割の重要性を説く。
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