CO2吸収コンクリートを国直轄工事で試行活用 経産省と国交省
経済産業省と国土交通省が連携し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション(GI)基金事業で開発された、カーボンネガティブなCO2吸収・固定化コンクリートを用いた埋設型枠を、国交省の直轄工事現場で試行的に活用している。
同工事は高知県日高村における「2021~22年度日下川新規放水路管理道整備工事」。受注者の鹿島建設が放水路トンネル工事における作業坑内で、同コンクリートを用いた埋設型枠により側壁部を施工している。
今後、試行結果をフィードバックすることで、CO2排出削減・固定量を最大にするコンクリートのさらなる研究開発を促すとともに、開発したコンクリートの社会実装を通じ、建設現場におけるカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいく考え。