ＶＯＣの新たな削減目標を要望　九都県市 大気汚染、なおも深刻

関東地方の大都市を抱える九都県市は11月27日、大気環境改善の現状と課題に対し経済産業、国土交通、環境の３省に、微小粒子状物質（ＰＭ２・５）の原因物質である揮発性有機化合物（ＶＯＣ）の新たな削減目標を求めるなどの５項目の要望を提出した。大気環境中の光化学オキシダントやＰＭ２・５の環境基準の達成に向けさらなる改善を求めた。光化学オキシダントの環境基準達成率は依然として低く、関東地方を中心に光化学スモッグ注意報が多く発令されている実態を訴えた。