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音の波が、語ることは(22) 4月、身体の音 一番気付きやすいのは、昂った時の心臓の鼓動 身体と対話しながら労り、その働きに感謝する

海鳴りのとゞろく日は

船もより来ぬを

火の山の燃え熾りて

雲のながるゝ

海鳴り寄せ来る椿の林に

ひねもす百合掘り

今日もはてぬ

(宮沢賢治「火の島」)

伊豆大島、東京本土から120キロ先にその火山島はある。早朝に船で島に到着し、三原山の登山道に入る美しい木漏れ日の道を行くと、リスやキョンの不気味な叫び声、鳥の声、風の音が微かに聴こえてくる。

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