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「COILアップサイクルアートコンテスト22」グランプリが決定 中特グループ、廃棄物について考えるきっかけ与える

廃棄物処理などの環境事業に取り組む中特グループは10日、廃棄物からアート作品を生み出す未来のコンテスト「COIL(コイル)アップサイクルアートコンテスト2022」の最終審査会を山口県周南市の中特ホールディングス本社で開催し、グランプリなどの各賞を決定した。グランプリには押鐘まどかさんの「ことだまのうつわー[毳器]―」が選ばれた。

同コンテストは、「世の中に対して廃棄物について考えるきっかけを与える」という目的のもと、 本来廃棄されるような物を活用し、その物が独自に持つ特徴・魅力を一段と引き出せる作品プランを募集するもの。〝廃棄物に新たな命を吹き込む〟というコンセプトで6月1日から7月29日の間募集したところ、全国の経歴多様なクリエイター達から計100点もの作品プランが集まった。

2回目となった今年は応募者の7割が現役クリエイターで、今まで廃棄物アートとは無縁だった人から多くの応募があった。応募の中から7作品を入選作品として選出。入賞作家は9月から作品の制作にかかり、今月10日の最終審査会に制作物を出品し、審査員への5分間公開プレゼンテーションを実施した。同日作品とプレゼンテーションを審査員が評価し、グランプリなど各賞が決定された。

最終審査会開催に当たりあいさつした同グループの橋本ふくみCEOは、コンテストの趣旨について、「つい最近の報道によると世界人口が80億人を超え、この数の人間がこれまでと同じ生活をしていたら地球2個分、2・5個分の資源がなければまわっていかないと言われている。そんな現状に対し、より多くの方が何かしら廃棄されるものについて考えるきっかけとなる場を作りたいということが、この公募を始めた大きな理由の1つだ。現状に疑問を持ち、作品を通して問いを発信するアーティストの皆さんを見習って、私たちもより良い社会、個人であるために疑問を持つ姿勢を絶やさぬよう戒めも含め廃棄物アートの公募展という形とした」と説明した。

また、多くのクリエイターから応募があったことに対して、「私たちの想いに応えてくださるような素敵なアイデアが全国から100点集まった。その100のアイデア全てが、未来をつくるためのこの世の宝だと思っている。今回はコンペ形式ということで1次審査を通して作品数を絞らなければならなかったが、私は皆さんから集まったアイデア全てが世界で光を放つためにお手伝いできればいいという思いを抱いている」と話した。

今回はグランプリに押鐘まどかさんの生地耳(生地生産の際に生じる端材)を素材とした「ことだまのうつわー[毳器]―」、準グランプリに森有未さんのビニール袋を素材とした「おこもり」、審査員特別賞に鈴木麻希子さんの食べ物の皮、傘、糸を素材とした「在り方」がそれぞれ選ばれた。押鐘さんは受賞に際し、「この作品をつくる中で考えたことや、何よりもこうした場でいろいろな方の作品や考え方を伺いながらご一緒できたことを光栄に思っている。コンテストに関わった皆様の情熱、気持ちと自分の気持ちが呼応しながら制作できたと思っている」などとコメントした。

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グランプリを受賞した押鐘まどかさんのプレゼンの様子
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7作品の中からグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞が決定