リサイクルビジネスが挑むパラダイムシフト(1) 廃棄物処理から資源循環へ 静脈産業の再定義
1970年廃棄物処理法の制定は日本の廃棄物行政の原点である。一般廃棄物と産業廃棄物の区分に基づき、処理責任の所在、許認可、罰則規定を含む制度体系が構築された。この枠組みは半世紀にわたり日本の静脈産業を支えてきた。処理責任の所在を明確にし、不適正処理を排除することで、公衆衛生と環境保全の基盤を築いてきたのである。しかし今、その枠組みが限界を迎えつつある。循環経済の構築、脱炭素化の推進、資源安全保障の確保という社会的ニーズが、従来の「処理」中心の制度設計では応えきれない局面に立ち至っているからだ。
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