釧路湿原メガソーラー問題 鈴木北海道知事 事業者に「中止命令」も
北海道の鈴木直道知事は5日の記者会見で、釧路湿原国立公園の周辺で実施されているメガソーラーの建設工事に関し、事業者が森林開発に必要な許可を得ずに開発を実施していたことに対し、「大変遺憾」で「許容できない」と強調。今後、必要な是正措置の指導を徹底する考えを示すとともに、指導に従わなかった場合は事業者に「中止命令」を出すなど厳正に対処していく考えを表明した。
事業者の日本エコロジー(大阪市)は2024年に森林の伐採面積を0・3ヘクタールと釧路市に届け出していたが、釧路市と道が実施した調査により、実際には0・86ヘクタールだったことが判明。開発面積が0・5ヘクタール以上の場合は都道府県の許可が必要であるため、道から森林法に違反に当たると指摘されていた。