職場における熱中症対策 6月から労働安全衛生規則が改正 事業者に「体制の整備」「手順の作成」「関係者への周知」を義務づけ 厚生労働省

厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課 高松 達朗 氏

厚生労働省では、職場における熱中症対策を強化するため、4月15日に労働安全衛生法政省令の改正を公布、6月1日から施行する。本改正は、夏季の気温が年々上昇する中、熱中症による死亡災害が連続して30人レベルとなり、その7割が屋外作業中のため、気候変動による今後の増加を懸念して行なわれた。熱中症は死亡に至る割合が他の災害の5~6倍高い。その理由を分析した結果、初期症状の放置または、症状が出たときに速やかに医療機関に搬送しなかったなど対応の遅れだった。そこで今回、現場において重篤化させ死亡に至らせない対策を実施することになった。

職場における熱中症対策 6月から労働安全衛生規則が改正 事業者に「体制の整備」「手順の作成」「関係者への周知」を義務づけ 厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課 高松 達朗 氏_

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