総会フラッシュ(6/12)

日本環境測定分析協会 設立50周年式典を開催

日本環境測定分析協会は5月28日、東京都千代田区の霞山会館で総会と設立50周年式典および祝賀会を開いた。式典では、最近10年で協会活動に功績のあった58人を功労者として表彰したほか、中央大学研究開発機構教授で東京大学名誉教授の古米弘明氏が「水環境管理の動向と戦略」をテーマに記念講演した。

式典であいさつした小野寺明会長は「当協会は、半世紀にわたり数々の成果を上げ、環境測定分析に関する知識および技術の普及や環境測定分析に携わる者の資質向上を図り、分析値の信頼性確保を通じて広く社会に貢献してきた。この半世紀を振り返りつつ、変革期と呼ばれている中で新たな時代にふさわしい協会のあり方を皆様とともに模索していきたい」とあいさつした。

同協会は50周年記念事業としてこれまで、次世代を担う中堅若手による未来を考える座談会、今後の環境測定分析をテーマにしたベテランによる座談会を開催した。これらの内容は今回の記念講演、協会の歴史と合わせて50年史に取りまとめ、会員等に配布する予定。

総会フラシュ 日本環境測定分析協会 設立50周年式典を開催_

食品容器環境美化協会 新会長に田中美代子氏

全国清涼飲料連合会など6団体からなる食品容器環境美化協会は5月30日に総会を開き、新会長に日本コカ・コーラの広報・パブリックアフェアー&サスティナビリティ本部副社長を務める田中美代子氏を選出した。会長に女性が就くのは初めて。6月3日の記者会見で田中氏は「当協会は法人化して以来、約40年にわたって環境美化の推進に努めてきた。日本の街の美化、高いリサイクル率を下支えする役割を担っていると自負している。これからも社会の持続可能性を目指して教育、生活環境、産業、自然環境、地域連携の面から取り組みを進めたいきたい」と抱負を述べた。

同協会は2024年度から始まる第8期中期計画で「快適で秩序ある生活環境を、未来につなげる」を理念に掲げた。今期も、市民と行政が協働で進める街の美化活動「アダプト・プログラム」への助成事業と環境美化に取り組む全国の小中学校を顕彰する「環境美化教育優良校表彰事業」の二大事業に注力する。

同日は、同協会が日本で初めてアダプト・プログラム研究会を開催した日である1997年9月29日に由来して「9月29日」をアダプト・プログラム記念日として登録したことを紹介、日本記念日協会から登録証が授与された。

総会フラシュ 食品容器環境美化協会 新会長に田中美代子氏_田中会長
田中会長