続・ともにつくる脱炭素社会―NPO・NGOからのメッセージ(4) 原子力資料情報室共同代表 伴 英幸
経済産業省と東京電力ホールディングス(HD)は、早くから汚染水は処理して海洋放出することを決めていた。そこで、2013年12月に「トリチウム水タスクフォース」を立ち上げ、引き続き、16年11月に「多核種除去設備等処理水の取り扱い関する小委員会」で海洋放出方針を固めた。さらに、21年4月には関係閣僚会議においてこれを政府方針とした。東電HDは21年12月に原子力規制委員会に放出に伴う工事関係の許可申請を行い、22年7月に認可した。東電HDが具体的な工事に入ったのは、その翌月であった。
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