産廃と私~弁護士50余年の歩み~(23)弁護士 芝田 稔秋 第5期 2000年から現在まで(平成12年以降)(5)
プラスチックごみの対策と硫酸ピッチ不法投棄事件
1.プラスチックごみの対策
(1) 現在、身近な廃棄物の中で、人や生物に大きな被害をもたらしているのがプラスチックごみ(プラごみ)である。
プラごみは、廃棄物としての処理も困難、資源化も困難、埋めても永久に分解せず、土にも還らぬという厄介ものである。海でも陸でも、動物や鳥がこれを食べて死ぬという被害を受けている。プラスチックを作った人間さえも被害を受けており、全く始末の悪い物質である。そのため、プラごみの発生抑制、資源化は絶対であり、急務である。

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