共創工学で考えるこれからの水処理システム(1/26)

お茶の水女子大学は三菱UFJ環境財団様からのご支援を賜り、環境に関わる寄附講義を2021年度から2023年度の3ヵ年に渡り開講してきました。環境問題は、革新的な技術が開発・導入されれば解決できるという一面で論じられるような単純なものではなく、様々な主体の参画と協働を通してその解法を模索する必要があります。このコンセプトの下で寄附講義を開講してきた実績を踏まえ、本学が新たに挑戦しようとする共創工学の方向性を検討する機会として、本シンポジウムを企画しました。
環境問題へのアプローチとして、多くの人々が一緒に社会課題に取り組むことや、環境教育の高度化、環境課題の共有化などが挙げられます。2024年度から開設されるお茶の水女子大学共創工学部人間環境工学科では、これらの目標に取り組む予定で、本シンポジウムは共創工学で環境問題の解法を考えるというテーマで、専門家による話題提供をベースに、学生を含めたパネルディスカッションを行います。
話題提供は、現代の重要な環境課題の1つである水に関するシステムを取り上げ、分散型・小規模な水処理システムを対象とした研究をご紹介いただきます。こういった課題解決には、生活者による使い方への働きかけや行動変容を促す仕組みづくり、地域社会と協働するシステムを創出することなどが求められています。パネルディスカッションでは、環境について共創する上での課題や期待について議論します。
皆様のご参加をお待ちしております。
対象 一般公開(環境やSDGsに関心のある企業・大学・研究機関の関係者、本学学部生・大学院生・教職員、高校生など一般の方)
13:30~13:40 開催挨拶
加藤 美砂子 お茶の水女子大学 理事・副学長
ご来賓挨拶
大橋 智 氏 三菱UFJ環境財団 業務執行理事
13:40~13:50
趣旨説明「共創工学と環境」
長澤 夏子 お茶の水女子大学基幹研究院 教授
13:50~14:20
講演1「下水処理場による電力のデマンドレスポンスを介した地域共創」
中久保 豊彦 大阪大学大学院工学研究科 准教授
14:20~14:50
講演2「ユーザー主体でのオンサイト型汚水処理設備の適正管理」
大瀧 雅寛 お茶の水女子大学基幹研究院 教授
14:50~15:10
休憩
15:10~15:55
パネルディスカッション
進行:長澤 夏子 お茶の水女子大学基幹研究院 教授
藤山 真美子 お茶の水女子大学基幹研究院 准教授
15:55~16:00
閉会挨拶
長澤 夏子 お茶の水女子大学基幹研究院 教授
イベント詳細
日時 |
2024-1-26(金)開催/お茶の水女子大学 13時30分~16時00分 |
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場所 |
対面とオンラインのハイブリッド(参加費無料・要事前申込) ・対面会場:お茶の水女子大学共通講義棟2号館201室 ・オンライン:Zoom ウェビナー |
主催 |
お茶の水女子大学 |
お問い合わせ先 |
お茶の水女子大学研究・産学連携課 E-mail:s-kenkyo@cc.ocha.ac.jp |