海とその環境を感じるシンポジウム(7/7、東京都新宿区)

テーマ
海を感じ、海を知る 〜海を感じ、海を好きになることが地球環境を守る
開催趣旨
本シンポジウムは、2022年度から開始した6か年の中期計画のうち、『「グローバルで多様性に開かれた学びの空間」を地域とつなげる』の事業として、地球環境に関する本学の研究成果を広く社会に還元していくことを目的に実施いたします。
私たちは「海」のことを知っているのだろうか。四面を海に囲まれている日本、あって当たり前の存在でありますが、本当に海を感じているのでしょうか。私たちの暮らしは海なくしては語れない密接な関係があります。多くの生き物を食べ物として得ている海、気候や気象と関わり日本の風土を生んだ海、多くの資源をもたらす海、憩いの場としての海など、海は地球になくてはならない存在であり、昔から多くの恩恵をもたらし、繋がりあった存在です。しかし、その「海」を私たちは大切にしているだろうか。「海」の価値を認識しているだろうか。
そのような危惧から海の教育や海の環境の重要性が叫ばれているものの、多くは知識の押し売りや表層的な情報の提供にとどまり、「海」の辺縁に隠されているさまざ な学びの機会、知恵や伝統に培われた奥深さを感じる機会が忘れられているように感じます。
これまでの「海を教える教育」を見直し、「海を感じる教育」へ。さらには、その先の「海を意識する教育」へ。「海」に対する感謝の念や自然観、海に対する五感を耕しながら、生きる力、考える力、文化や未来を創造する力を育成したい──。私たちは 見失われつつある日本人の感性を見つめ直し、「海は命なり、海は社会なり、海は地球なり」を意識できる人間教育を目指します。
1.基調講演
10:00〜11:20
①海とその環境に関する基調講演
藤原幸一(水中・生き物写真家)
②海の教育に関する基調講演
品川明(本学教授、環境教育センター所長)
2.海を感じるワークショップ
11:35〜12:35(午前の部)/13:40〜14:40(午後の部)
<Aコース(海と資源)>
01 海を使う 熊谷英憲
02 海中海底の環境と生物 牧田寛子
<Bコース(海の生き物)>
01 甲殻類の不思議 品川 明
02 メスもハサミも使わない煮干しの解剖
<Cコース(海の今昔)>
01 縄文人のアクセサリー 貝輪を作ろう 工藤雄一郎
02 サンゴのテリトリーウォーズ 平井和也
3.パネルディスカッション
15:00〜16:15
イベント詳細
日時 |
2024-7-7(日)開催/学習院女子大学 10:00〜16:30 |
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場所 |
学習院女子大学 やわらぎホール 〒162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1 |
主催 |
学習院女子大学 |
定員 |
参加対象者 本学を志望する高校の生徒および教職員 本学・学習院大学学生および教職員、学習院各科の教職員 他大学の教職員および学生 漁業や海に関わる方 その他、海に関心のある方 |