東風西風(東風西風2025年10月15日)
週1回、プラスチックごみの分別排出をするようになってから、1回で排出されるプラスチックの量の多さに改めて驚かされる。野菜や魚、肉を包むラップや総菜用の皿、飲料用ペットボトルや各種調味料のラベルなど、ほぼ毎日プラスチック用の袋に入れているため20リットルの袋は1週間で満杯だ▼可能なら量り売りの商品を購入したいと検索すると、都内では十数件あるよう。ただ、近所にはなく、自転車で30分以上かけないとそういった店舗には行けない。まとめ買いをするならば、車で出かけても良いが、料理中に切らした調味料を短時間で手に入れるには、現状ではやはり普通のスーパーということになってしまう。また、味噌なら味噌だけ、コーヒー豆ならコーヒー豆しか扱わない店があり、量り売りにこだわっていると、スムーズに買い物ができない▼今の買い物スタイルは容器に入ったまま決済し、持参した買い物袋に詰めれば良いし、通販や宅配を利用するにしても、調味料や食材は容器入りが当たり前だ。量り売りは理想なのかもしれない。ならば小売店舗の一角で自治体が音頭を取って米やお酒、小売店のプライベートブランド品を量り売りするのはどうだろう。自治体が回収するプラスチックの量も減る。(平)