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東風西風 とうふうせいふう

今年の廃棄物処理・資源循環分野が目指すのは、「サーキュラーエコノミー」(CE、循環経済)の実現だ。国もCEを国家戦略として打ち出している▼今更であるが、CEとは何か。これまで言われてきた3Rに代わる新たな概念ととらえがちだが、決して3Rと異なる考え方ではない。環境省の今年度版の白書によると、「循環経済(サーキュラーエコノミー)とは、従来の3Rの取組に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動であり、資源・製品の価値の最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指すもの」とされている▼3Rは作る量を抑え、繰り返し使い、使い終わったら再資源化するという、ともすると「守り」のイメージに取られがちだったが、CEは経済を回して利益を生むという、より「攻め」の考え方と言えるだろう▼従来型の「リニアエコノミー」(線型経済)からCEに移行することで、世界で約500兆円もの経済効果を生むとも言われている。日本には資源循環分野でさまざまなノウハウを持つ企業が存在する。最新の世界GDPランキングでドイツに抜かれ4位に転落した日本が、再び上昇する切り札となり得るのがCEだ。(心)