中間処理工程の一体化 プラ資源化事業を強化 富山環境整備

収集運搬、資源化・焼却などの中間処理、最終処分など、廃棄物処理を一括して行える体制を構築している富山環境整備。同社は2000年より容器包装リサイクル法に基づいて、再商品化事業者として登録されプラスチック製容器包装の再商品化処理を行っていたが、23年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法による脱炭素・地球温暖化への関心の高まりを受け、プラスチック製品の資源化事業を強化した。24年1月から安城市のプラスチック製廃棄物を受け入れ資源化を行う。

「市区町村と再商品化事業者のそれぞれで行っていた選別などの中間処理工程を当社の選別施設を活用することで、一体化・合理化が可能であり、CO2削減やマテリアルリサイクルの向上が図れる」と、同社担当者は、同事業のメリットを強調する。さらに、再商品化事業者として培った、経験、技術を生かし100%リサイクル品のごみ袋を制作することにも触れ、こうした成果物が見えることで、分別収集の意義を市民に伝えられるなど、啓発活動への効果も示す。

中間処理工程の一体化 プラ資源化事業を強化 富山環境整備_プラスチック再生資源化施設
プラスチック再生資源化施設