環境法のうらよみ(26) 新年の展望 廃棄物処理法の抜本改正で不法投棄対策の立て直しを 環境にとっても廃棄物にとっても転機の年に
四半世紀前の2001年は廃棄物対策の特異年だった。リサイクル法がまとめて制定、施行された年であるのみならず、自治体の産廃条例ブームが始まった年でもあった。三重県の産廃税条例、北東北3県の他地域からの流入規制条例、千葉県の小型処理施設規制条例や残土条例など、法では対処できない問題に対して、自治体が条例で立ち向かい、地域の廃棄物問題を地域で解決しようとした。国では小泉内閣が三位一体の地方改革を主唱し、地方では改革派と呼ばれた首長が多数輩出した。今になって政治パフォーマンスに過ぎなかったのではと功罪を問う声も聞かれるものの、国でも地方でも政治への期待が高まった時代だった。
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