廃棄物処理業者が生き残るための脱炭素経営(47) 廃棄物由来燃料とクレジット創出 GHG排出削減は、もはや義務ではなく「収益」
廃棄物処理業において、廃棄物そのものを燃料化することによる温室効果ガス(GHG)削減は、将来の収益モデルに関係する重要なテーマとなりつつある。特に汚泥、木質系廃棄物、廃プラスチックなどを加工・処理し、燃料化・熱回収することで、化石燃料の代替を実現できる。この時に削減されるCO2排出量が、わが国のクレジット制度であるJ‐クレジットとして認証され、事業者の新たな収益源となる可能性を秘めている。これは輸送由来のGHG削減と並び、廃棄物処理業における脱炭素経営を避けて通れない領域である。
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