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静脈産業の現在地と未来(6) 資源循環ネットワーク 彌永 冴子 地域資源循環実現へ高まる期待 地元密着型の静脈産業が果たすべき役割

直島内を散策していると、「鍰(からみ)」と呼ばれる、銅製錬の工程で発生する副産物を成形加工して作られた煉瓦やブロックを見かけることがある。黒く重厚な外観は、意外にものどかな島の風景に溶け込んでおり、島が銅産業と共に発展してきた歴史を感じることができる。地場産業から出た排出物を地域内で還元利用する試みは、他地域でも多くの事例がある。直島を有する香川県はうどんが有名だが、「うどん県」を、「環境県」へと発展させる取り組みとして、うどん発電を始めた。さぬきうどんはコシが命のため、ゆでた後30分以上経過した麺は廃棄される。廃棄されたうどんを巨大な発酵タンクへ入れ、発生したメタンガスを利用して発電を行う。うどん店は廃棄うどんの処理費用を低減でき、環境改善効果もあり、かつ、得られた売電収入は地方財政を潤す。

静脈産業の現在地と未来(6) 資源循環ネットワーク 彌永 冴子 地域資源循環実現へ高まる期待 地元密着型の静脈産業が果たすべき役割_鍰(からみ)で作られた煉瓦(香川県直島)
鍰(からみ)で作られた煉瓦(香川県直島)

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